【News】日本のODAによるバイオエネルギー製造プラントが始動

昨日、25日、日本の政府開発援助(ODA)によるバイオエネルギー製造プラントのオープニングセレモニーが行われ、日本からも多くのゲストが参加した。この施設は、バイオマスジャパン(株)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が行う案件である。

「DAVAO CITY BIODIESEL PLANT」は市内マア地区に位置しており、廃食油からバイオディーゼルを作り出す設備施設で、1日に約1000リットルの廃油処理能力がある。今後、製造されたバイオディーゼルでジプニーを走行させ、燃焼効率などのデータを取る実証実験も予定しており、環境問題への対応が急務と考えているダバオ政府も期待を寄せている。

車両の急増による大気汚染の深刻化と、下水設備が未発達なことによる生活排水からの水質汚染は、現在ダバオでも最も懸念されている環境問題である。製造したバイオディーゼルは、車両走行時の汚染物質の排出が大幅に減少し、販売時には現在のディーゼルの半額近い価格となる。また、廃油を回収することによって、河川への流出と水質汚染を防ぐことができる為、正にWIN-WINのプロジェクトである。

式典には、ダバオ市のサラ市長が出席。優れた技術と設備を支援してくれたJICAとバイオマスジャパン(株)に対し感謝の意を述べ、大気汚染や水質汚染の環境問題に対応するだけでなく、燃料の低コスト化が可能になるプロジェクトに対し、現在ダバオが抱える課題を解決してくれる適切な開発計画であると高く評価、プロジェクトが発展し、ダバオ市だけでなく他の地域にも広く貢献していくことを望んでいると述べた。

また、日本から式典参加の為にダバオを訪れていた中根一幸外務副大臣も挨拶を行い、「戦前より日本と深い関わりのある土地であり、ドゥテルテ大統領のホームタウンでもあるダバオで、このような援助を行うことができて嬉しい。日本とダバオの友好の証として、このプロジェクトが、今後、より一層発展していくことを希望している。」と話した。

さらに、中根副大臣は、今年1月に安部首相がダバオを訪れ一兆円規模の支援を行うことを決めたことについてことに触れ、日本とフィリピンの戦略的なパートナーシップに貢献していきたい」と付け加えた。一行は、式典後、市内ホテルでの昼食会に参加、関係者と意見交換を行い親交を深めたようだ。