フィリピン軍は、イスラム武装勢力が南部マラウイ市の戦闘について、誤った情報や宣伝を広めるために使用していると考えられる数十のアカウントを閉鎖するよう、Facebookに呼び掛けている。軍はマウテグループなどIS関連のテロリスト団体とその共謀者によって合計63のFacebookアカウントが使用されていると考えており、 宣伝活動を促進するために大量の誤った情報をシェアするソーシャルメディアの使用が見られることを報告した。
Facebook側は、「私たちのコミュニティは、テロ活動に関与する団体や人々、あるいはテロ支援を表明する投稿を許可しておらず、偽のアカウントも禁止されています。これらのポリシーに違反しているアカウントやコンテンツを削除することになるだろう」とコメント。軍は現在、問題に対応すべく専門家に相談をしている。
このようなソーシャルメディアの急進化は、主に若者に大きな影響を与えており、これまでにマレーシア人、インドネシア人、中東諸国のいくつかの国民 などの外国人戦闘員が、反乱勢力に加わったことが知られている。マラウイ市の戦闘では これまでに、138人の武装勢力、40人の警備員、20人の民間人が戦死。金曜には新たな攻撃があり、礼拝堂にいた少年が亡くなっている。