【News】南フィリピン医療センターが「安全な母性プログラム」強化ー増加するハイリスク妊娠に対応

SPMC

南フィリピン医療センター(以下SPMC)は、「安全な母性プログラム(Safe Motherhood Program)」を継続して強化している。このプログラムは、産前ケアや家族教育に加え、増加するハイリスク妊娠への対応に重点を置いている。

SPMC産婦人科のボランティア顧問であるカトリーナ・A・アバルカル医師は、プログラムの目的について、早期かつ継続的な医療ケアを通じて母子双方の健康を守ることにあると説明した。

アバルカル医師は、「安全な母性の実現には母親に焦点を当てることが重要です。適切な産前ケアや定期健診を行い、妊娠を適切に管理することで、健康な赤ちゃんの出産につなげます」と述べた。

本プログラムは母親だけでなく、パートナーや家族、地域社会も対象としている。妊婦のケア方法や危険兆候の見極め、速やかに受診すべきタイミングなどについての教育も行っている。

アバルカル医師によると、ハイリスク妊娠は年齢や基礎疾患に関連しており、高血圧や糖尿病などの持病も要因となるという。「35歳以上の妊婦は一般的にハイリスクとみなされます」と述べた。

SPMCでは毎日多くの症例を受け入れており、外来部門では1日あたり約40~50人のハイリスク妊婦に対応している。一方、ローリスクの産前相談は1日最大300件に達することもある。

患者数は多いものの、SPMCではこれらに対応するための専門体制が整えられているという。

またアバルカル医師は、現代の生活習慣がハイリスク妊娠の増加に影響していると指摘し、特に肥満が大きな要因の一つであると説明した。妊娠前から過体重の場合、ハイリスクに分類されるという。

その上で、「妊娠前に健康状態を整えることが重要です。健康な母親は健康な環境を赤ちゃんに提供します」と強調した。

適切な食事と運動は予防策として重要であり、一般的に無理のない身体活動は安全であるとした一方で、過度の疲労や怪我には注意が必要だと付け加えた。

アバルカル医師は、30代以降の妊娠が必ずしも危険というわけではないとしつつも、年齢とともにリスクは高まると説明した。ただし、適切な産前ケアを継続すれば、妊娠は十分に成功可能であると述べている。

「定期的な産前ケアを受けていれば大きな問題はありません。胎児の状態を確認するため、胎児異常スクリーニングを含む詳細な検査も行います」と語った。

さらに、心身の準備が整った時期に妊娠を検討することや、次の妊娠まで適切な間隔を空けることの重要性にも言及した。「次の妊娠までは少なくとも1年以上、帝王切開後は18か月以上空けることを推奨します」と説明した。

また、「安全な母性プログラム」では、妊娠期から出生後1,000日間の重要性にも注目している。

アバルカル医師は、「妊娠中の母体の状態は子どもの成長に影響します。適切な産前ケアと母乳育児は、子どもの健やかな発育に極めて重要です」と述べた。

最後に、妊娠の可能性がある場合は早期に医療機関を受診し、潜在的な問題を早期に発見することが重要だと呼びかけた。

【News】南フィリピン医療センター、約1万3,000件の分娩を記録ーハイリスク妊娠も多数

【News】ダバオ市で10代の妊娠が既に750件報告、2024年を上回る

【News】ダバオの情報ポータルサイト「ダバオッチ」でサポーター募集開始!

c94f801b2b7c09c2a0f879e7150e1347-300x131.png

ビザ・レンタカー・通訳・翻訳なら | ダバオの日系旅行会社