【News】中国最大級乳業FEIHE、ハラール認証の子供向け粉ミルクをミンダナオで展開

サンボアンガ
サンボアンガ空港

中国最大の乳児用粉ミルクメーカー「中国飛鶴(以下FEIHE:チャイナ・フェイフー)グループ」は、子ども向け栄養ブランド「AceKid Activegro(エースキッド・アクティブグロ)」および「Optigrow(オプティグロウ)」のハラール認証粉ミルクを、ザンボアンガ市で発売した。3歳以上の子どもを対象とし、ハラール基準を満たした栄養製品の選択肢を地域の家庭に提供する。

フィリピンでは、ハラールは単なる宗教的規範にとどまらず、安心・安全や品質への信頼を示す基準として広く認識されている。特に多文化都市であるザンボアンガでは、イスラム教徒に限らず、非イスラム教徒の消費者からも品質や透明性の指標として支持されている。

こうした需要の高まりを背景に、FEIHEでは、ハラール認証を取得した「AceKid Activegro」および「Optigrow」を導入した。新製品は新鮮な生乳を原料とし、厳格なハラール基準に準拠した製造工程を経ている。

FEIHEフィリピンのレオ・ワン総支配人は、「すべての子どもに、新鮮で自然かつ安全な栄養を届けることが当社の使命である。ハラール認証製品を通じて、家庭の価値観やライフスタイルを尊重しながら、安心して選べる栄養を提供したい」と述べた。

ハラール認証は品質と安全性の指標

ハラール認証は、原材料の調達から製造、流通に至るまで厳格な基準が適用される。製品は有害成分を含まず、衛生的かつ管理された環境で生産され、すべての工程でトレーサビリティ(追跡可能性)が確保される必要がある。

こうした特徴から、ハラール認証は宗教的背景を超え、特に子ども向け食品に安全性や透明性を求める保護者層から支持を集めている。今回の製品も、フィリピンで認められたハラール認証を取得しており、原料から最終製品まで基準に適合している。

鮮度にこだわった製造工程

同製品は、北緯47度に位置する「ゴールデン・ミルクソース」と呼ばれる地域の生乳を使用している。この地域は世界の黒土のわずか0.1%しか存在しない肥沃な土壌を持ち、清浄な環境とミネラル豊富な土地により、高品質な乳製品の生産に適している。

FEIHEは同地域で自社牧場11か所と、スマート工場13か所を運営し、科学的に管理された飼料で乳牛を飼育している。生産される生乳はEU基準を上回る品質指標を持ち、ハラール基準に求められる純度も確保している。

さらに同社独自の「ワンステップ製法」を採用し、搾乳から粉ミルク化までを約2時間で完結させることで鮮度を維持している。

搾乳後は急速冷却され、密閉されたコールドチェーンで工場へ輸送され、再加熱を行わない工程で粉末化される。この方法により、栄養素や風味を保ちながら、衛生管理とハラール基準の両立を実現している。

また、製品にはショ糖、マルトデキストリン、高果糖コーンシロップは添加されておらず、すべての原材料はハラール基準に適合し、追跡可能である。

ビサヤ・ミンダナオで販売展開

「AceKid Activegro」および「Optigrow」は、ビサヤ地方およびミンダナオ地方の一部小売店のほか、TikTok Shop、Lazada、Shopeeなどのオンラインプラットフォームでも販売されている。

同製品は3歳以上の子どもを対象としており、バランスの取れた食事と健康的な生活習慣の一部としての摂取が推奨されている。

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