当局は、ダバオ・オリエンタル州ガバナー・ジェンソロに向かう途中で行方不明となった、15人を乗せたとみられるモーターバンカ(小型船)の捜索および調査を進めている。
フィリピン沿岸警備隊・南東ミンダナオ管区(以下CGDSEM)によると、行方不明となった船舶は「MBCA Amejara(アメジャラ)」と特定されており、2026年1月19日午後3時ごろに通報があった。船はダバオ・オキシデンタル州サランガニ沖の海域で最後に目撃されており、乗船者は乗客11人、乗組員4人の計15人と報告されている。
沿岸警備隊が公表した乗船者の氏名は以下の通り。
船長:パトロシニオ・ジェニータ三世氏
クリスチャン・ジェニータ氏、ホーマー・ボラサ氏、クリストファー・ブリス氏、ラノリアス・ポルフェリオ・ジュニア氏、ジョン・ジュリアス・アルカイン氏、ジェシー・タン氏、ハイメ・タン氏、スティーブン・タン氏、ヘクター・エンベルガ氏、エアリアノ・ウイキング氏、アントン・バンザリ氏、レヴィ・ラオ氏、ハーウィン・タン氏、エース・コルテス氏。
最新情報によると、乗組員の一人であるクリストファー・ブリス氏が、サランガニ州バランガイ(行政区)レーカー沖で発見・救助された。転覆したモーターバンカから救助された後、ダバオ・オキシデンタル州ホセ・アバド・サントス町の海域へ搬送されたという。
ダバオ地方警察本部(PRO-Davao)によれば、同船は1月17日午前8時ごろ、ダバオ市サンタ・アナ港を出航し、1月19日にガバナー・ジェンソロへ到着する予定だったが、予定通り到着しなかった。
CGDSEMは調査の中で、同船が沿岸警備隊の正式な出航許可を得ないまま航行を続けていた可能性があると明らかにした。
また、海事産業庁(MARINA)から必要な許可を取得していなかったため、過去に出航を差し止められていた経緯もあったという。
通報を受け、当局は直ちに捜索救助活動を開始した。州災害リスク管理局(PDRRMO)、国家災害対策本部(OCD)、沿岸警備隊、フィリピン海軍が連携して対応にあたっている。
沿岸警備隊は注意喚起として、ダバオ湾を航行するすべての船舶および漁業関係者に対し、特にマリタ、サンタ・マリア、ドン・マルセリーノ周辺海域、バルット島、サランガニ島、ホセ・アバド・サントスおよびダバオ・オリエンタル州ガバナー・ジェンソロ周辺での警戒強化を呼びかけた。
行方不明船や関連する漂流物を発見した場合には、可能な範囲で救助を行い、最寄りの沿岸警備隊へ速やかに通報するよう求めている。
また、当局は航行当時の海況や天候についても調査を進めている。乗船者の家族にはすでに状況が伝えられており、引き続き市民に対して捜索への協力が呼びかけられている。
CGDSEMは「海上安全規則は、このような事故を防ぐために存在している」と強調し、波が高く天候が悪い場合は命を危険にさらす航海を避けるよう、改めて注意を促した。
1月20日時点の最新発表で、CGDSEM司令官フィリップス・Y・ソリア准将は、「関係する沿岸警備隊の部隊および関係機関との連携を継続している。残る乗船者の発見と安全確保のため、捜索救助活動を全力で続ける」と述べた。






