【News】ダバオ市の支援トラックが地震被災地セブに到着ー約5,000世帯分の食料品や生活必需品を支援

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2025年9月30日にセブ北部を襲ったマグニチュード6.9の地震により、甚大な被害を受けた地域への支援の環として、ダバオ市から10台の大型トラックが支援物資を積んで到着した。これを受け、セブ州知事パメラ・バリクアトロ氏は10月2日に感謝の意を表した。

この支援車両は、ダバオ市のセバスチャン ・ドゥテルテ市長代行の指導のもとで組織され、被災したコミュニティに必需品を届けた。この支援は、緊急時に地方自治体同士が協力し合う強い絆、そしてフィリピン人の「助け合いの精神(bayanihan)」の力強さを象徴している。

バリクアトロ知事は、「この困難な時期にセブに寄り添ってくださったセバスチャン・ドゥテルテ市長代行、そしてダバオの皆さんに心から感謝申し上げます。皆様の寛大さと連帯の気持ちは、私たちにとっての希望の光です」と述べた。

包括的な支援活動

ダバオ市政府は、13台以上のトラックに約5,000世帯分の食料品や生活必需品を積載し、57名の関係機関職員を被災地に派遣する大規模な人道支援活動を展開した。

ダバオ市災害リスク軽減管理局(CDRRMO)によれば、派遣された人員には、医療職員18名、社会福祉士7名、そして災害対応担当者が含まれており、緊急医療、心理的支援、救助活動などを担った。

各支援パックには、米5kg、缶詰、飲料水、ビタミン剤やサプリメント、咳止めなどの基本的な医薬品が含まれていた。
さらに、ダバオ市消防局(BFP–Davao)は、追加支援に備えて機材と人員の準備を整えていた。またダバオ市は、ダバオ市民を代表し、セブ州に対して100万ペソの現金支援も提供した。

連帯の精神

バリクアトロ知事は、ダバオからの支援はフィリピン人同士の強い絆と、災害時における思いやりの深さを示すものであるとし、「この寛大な行動は、助け合いの精神(bayanihan)の強さを証明するものであり、危機の時代における連帯には境界など存在しないということを、私たちに教えてくれています」と語った。

今回の地震は9月30日に発生し、セブ北部の多くの住民が避難を余儀なくされ、住宅や重要なインフラにも甚大な被害をもたらした。現在も救助・支援活動が継続されており、当局は被害の全容把握に努めている。

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