
2025年8月6日から11日にかけて、ダバオ市環境天然資源局(以下CENRO)の取締担当者は、市条例第0361-10号、いわゆる「ダバオ市環境配慮型固形廃棄物管理条例(Davao City Ecological Solid Waste Management Ordinance)」に違反した79人を摘発した。
同条例は、公共・私有を問わず、すべての場所におけるポイ捨て、違法投棄、不適切な廃棄物処理を禁止し、違反者に対して罰則を科している。
摘発された79人のうち、64人は午後5時から深夜0時の時間帯に取り締まりを受けていた。
CENROの担当官代理、マリヴィック・レイエス技師は、広報誌『Madayaw』に対し、「この条例の施行は当局の主要な任務であり、現在も継続して実施しています」と述べた。
市条例第0361-10号第49条では、CENROの下に「執行部門」を設置することが定められており、この部門が条例の執行に主たる責任を負っている。
執行部門の職員は、所定の訓練を受けたうえで、違反者の摘発および違反切符の発行を行う権限を有している。
レイエス技師は、違反者の摘発は単なる規律の問題にとどまらず、市民の健康と環境を守るためにも重要であると強調した。
「ポイ捨て違反者を摘発することは、市がごみ管理条例を厳格に施行しているという姿勢を、市民一人ひとりに再認識してもらううえで大切です。摘発の目的は罰金を科すことではなく、市民の健康を守り、都市環境を保全し、清潔な生活環境を維持し、規律ある市民意識を育むことにあります」と語った。
さらに市条例違反者に対して次のように最終警告を発した。
「これがすべての違反者への最終警告です。ごみは適切に捨て、分別し、周囲の清潔を保ちましょう。違反した場合は、最大5,000ペソの罰金、または禁錮刑が科される可能性があります。『ダバオ市民たる者、規律正しくあれ』—その言葉を、私たち自身の行動で証明していきましょう」と呼びかけた。
この市条例は、沿岸道路に限らず、市全域で施行されている。