世界各国の優秀なバイク技術者がその技術を競い合う「ヤマハ・ナショナル・テクニシャン・グランプリ」のフィリピン大会決勝が、ダバオ市で開催された。
同大会は、顧客対応の改善や技術者のスキル及びノウハウの向上を目的として世界で開催されている。フィリピン大会では、各地方で予選大会が行われ、180人の技術者が参加し、予選を通過した10人がファイナリストとして選ばれた。
10人のファイナリストは、大会の決勝に向けダバオ市に集まった。最初の審査は、ヤマハダバオの事務所で行われた顧客対応のテストであった。各技術者は各15分の持ち時間が与えられ、オートバイの抱える問題の正しい説明方法、お問い合わせ内容への詳細な回答、お客様に対する丁寧な対応などが審査された。
その後参加者は、90分間の実地試験のためにSM City Davaoモールに移動し、メンテナンス、車両診断、修理などで審査が行った。制限時間内でいかに高品質なサービスが提供できるかが審査のポイントとなる。
今大会の優勝者は、2つの審査の総得点で決定され、見事優勝したのは、Motorcentral Cabuyaoのアラン・レイ・シルベリオ氏であった。同氏は日本で開催される世界大会のフィリピン代表として出場することが決まっており、世界大会での活躍に大いに期待したい。