フィリピンの観光省傘下の観光インフラ経済区庁は3月8日、ダイバー達が発症しやすい減圧症の治療を行うことのできる高気圧酸素治療室を、ミンダナオ島では初めて南フィリピン医療センター(Southern Philippines Medical Center:以下SPMC)に設置したことを発表した。
今回SPMC内には、2つの高気圧酸素治療施設が用意され、ダバオ市では多くのダイバーたちがミンダナオ島を訪れることを期待している。フィリピン国内ではセブ島がダイビング旅行の目的地として世界中のダイバーに人気を博している。ダバオ地方では、多くの美しいビーチを持ち、ダイビングスポットも点在するサマル島が、メジャーダイビングサイトとなれていない理由の一つに減圧症の治療施設がなかったことが挙げられている。
今回の高気圧酸素治療施設の設置により、ミンダナオ島がフィリピン最高のダイビング旅行地として広く認知され、多くの観光客が訪れるようになるかもしれない。