ダバオ市のサラ市長は、昨日27日、ダバオミュージアム(Museo Dabawenyo)の移転を承認し、市議のブラガ氏は同日、市長が建築設計を承認したことと、この移転計画がドゥテルテ大統領がダバオ市に贈呈するものとして、国家基金から予算が引き出されることになることを発表した。
現在提案されている新しい建物は、地元の建築家によるドリアンをイメージした近代的なデザインで、4階建てになる予定。大きな収納スペースと2つのギャラリーを備え、ダバオの様々なアーティストの作品を展示できるようになるとのことである。
移転先は、市街中心地にあるピープルズパークの敷地内で、市議会はすでに移転の為の条例の改正と、移転にかかる 1億ペソ(約2億円)の予算案を可決している。年内には着工の予定であるとし、移転が本格的になった。
ダバオミュージアムは、ドゥテルテ大統領がダバオ市長時代に、彼の母親であるソリング・ドゥテルテが地元の人々や観光客がダバオの歴史を学ぶことができるような施設が必要であると強く望み、提案して創設されたことで有名である。2008年にオープンし、入場料は無料。伝統的な部族の紹介やスペイン、日本、アメリカの統治時代の比較など、誰でもダバオとその歴史を学ぶことができる施設となっている。