市立図書館の担当官であるサロメ・エノック氏は、1~3月の期間は一日に平均400人の来館者がいたにも関わらず、授業がない期間には1日の来館者数が200人程度に減少すると述べた。
エノック氏は、週末開館時間の延長の可能性や、社会的包摂性の育成を目的とした新しいプログラムの導入など、図書館のサービス強化に向けた取り組みについて語った。 また、この数字の減少について、関心の低下というよりも、閑散期のせいであるとしている。地区図書館の存在を知らない住民が多いことを指摘し、認知度を高める必要性が強調されている。
また、読書センターの設置にバランガイが積極的に参加していることも強調したが、その活動を継続的に監視する必要性についても言及した。加えて図書館サービスを週末まで拡大する計画を明らかにしたが、承認待ちであり、この取り組みには人材が第一の要件となっている。
これらの取り組みは、C.バンゴイ通りにあるメイン図書館、カリナン、トゥグボク、トリルにある地区図書館、バランガイにある様々な読書センターが含まれる。 また図書館は、知的障害児のための施設や、虐待を受けた子どもたちのための一時保護施設など、新しいプログラムを通じて社会的包摂性に尽力している。無料で本を読んだり、学習ができる図書館は子供達にとって大切な存在である。これからのダバオの図書館の発展に期待が高まる。
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