ダバオデオロ州の女性観光局長クリスティン・ドンポル氏が、生物多様性保全に貢献したことが認められ、環境天然資源省（以下DENR）の生物多様性管理局から、3月22日に行われた授賞式で「生物多様性保全と管理の女性チャンピオン」として称賛された。
ドンポル氏はその中で、州のコミュニティに基づいた生態観光（以下CBET）プログラムを紹介した。 CBETを通じて観光地に暮らす女性が、自然だけでなく、文化や伝統の保護に直接関わることができると彼女は強調している。また、観光地の運営やガイド付きツアー、製品開発などの活動から観光地に暮らす人々に収入機会を提供している。他にも、彼女は女性向けの登山プログラムや、自然に関わるイベントの実施などのプログラムも紹介している。
これらによって環境と文化の保存に興味のある旅行者を引き寄せることが可能になると期待が高まっている。 2021年から2023年までの期間には、コミュニティは総額1259万ペソの収益を上げている。今年1月の土砂崩れと洪水のため、現在ビラワ地域は営業していないが、近々観光地の再開をする予定だ。
今回のCBETのプロジェクトは豊かな自然を強みに、都市部では体験できないサービスを売りにしている。これからさらに観光地として発展していくことが予測されるが、観光客による環境汚染の防止や、地域住民との協力などがさらに必要となってくるだろう。
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