フィリピンを代表する航空会社であるセブパシフィック航空は、空港シャトルバスに新たに2台の電気バスを導入し、持続可能性への取り組みを再確認した。この取り組みは、地上業務を電気自動車や排ガスゼロの車両・機器に移行させるという航空会社の継続的な取り組みの一環である。
これらのバスはサーマ・ワン・トランスポートからリースされ、自動車メーカーのBYDが製造したもので、乗客が搭乗ゲートと航空機を往復する際のシャトルバスとなる。セブパシフィック航空はNAIAのターミナル3と4で25台のバスを運行しており、すべて従来の燃料で動いている。
新たに導入する2台の電気ユニットによるパイロット・プログラムは、実際の性能に関する貴重な洞察を提供するものである。このプログラムは、排ガスゼロの車両と地上支援機器の使用を業務全体に拡大するための重要なステップである。
また、2台の運行は昨年の従業員向けEVシャトルバスの運行開始とNAIA第3・第4ターミナルでの電動手荷物トラクターの実証運行の成功を踏まえている。電動モビリティを採用することで、二酸化炭素排出量を削減し、航空部門における持続可能な慣行を促進することを目指している。
2024年を見据えて、セブパシッフィック航空は2050年までの持続可能性の目標と航空業界のネット・ゼロ目標に沿ったイノベーションの先頭に立ち続けるというコミットメントを堅持している。人にも環境にも優しい取り組みで、フィリピン全体への普及が期待される。
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