農業省ダバオ地方事務所(以下DA11)は、今後数年間、フィリピンから冷凍品質のドリアンを輸出するために、中国からのゴーサインを待っている。DA11ディレクターのアベル・ジェームス・モンテアグド氏によると、同省はダバオ市のドリアン産業協会と協力し、ドリアンを出荷する予定だ。
モンテアグド氏はまた、11月5日から10日まで上海で開催された第6回中国国際輸入博覧会のフィリピン代表団のオンライン・プレス・ブリーフィングで、中国が世界第3位のドリアン消費国として知られていることから、中国におけるドリアンのポジティブな見通しを語った。
博覧会では、フィリピンは市場を拡大し、中国のより多くのバイヤーを引き付けるために、国家パビリオンでプヤット種を展示した。植物産業局国家植物検疫サービス課によると、2,690トンの生ドリアンが中国、香港、日本、シンガポール、アメリカに輸出された。
一方、ダバオ市は2023年1月から9月までに、生・冷凍ドリアン5,442.78トンを各国に輸出し、2022年の2,300トンと比べて大きく急増した。中国によるゴーサインが出れば、ドリアンの輸出量をさらに増やすことができる。
モンテアグド氏はまた、現在3カ国が冷凍ドリアンを中国に輸出しており、フィリピンもこれに追いつくチャンスだと語った。まずは中国側が求める品質をクリアし、徐々に輸出量を増やしていく見込みである。各国でダバオのドリアンが広がっていくことが楽しみである。
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