日本での観光・投資巡業は、ダバオ市側にとって、日本人観光客へのさらなる理解を深めるきっかけとなり、市の観光業の改善に大きく役立つであろうと、市観光局 City Tourism Operations Office (CTOO)は述べた。
CTOOの責任者、タクソン氏によると、市役所の異なる部署の代表や民間セクターが参加した、10月17日から22日に日本で行われた観光・投資巡業中に、東京の最も大きな二つの旅行業協会、日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)と日本旅行業協会(JATA)と会談をしたとのこと。 氏は、フィリピンの大統領がダバオ出身であるにもかかわらず、ほんのわずかな日本人のみがダバオについて聞いたことがある、もしくは知っているということに大変驚いたと話した。このことは、市の観光業にとって大きなチャレンジとなる。その上、日本政府により、ミンダナオとダバオに対して、渡航自粛・中止勧告がだされている。
氏は、渡航自粛・中止勧告を解除するよう、日本大使館と外務省に働きかけていると、OTOAとJATAの代表者に伝えたと述べた。また、CTOOのプレゼンテーションを日本語で行ったことが喜ばれ、CTOOの準備のよさに感心してもらえたとのこと。 今回のことをきっかけに、来年、OTOAとJATAの代表者がダバオに視察に訪れることになった。
「日本のマーケットにどうダバオを売り込むかを彼らに考えてもらうことができ、それと同時に、我々は日本のマーケットに合ったツアーをどう作っていくべきかを考えます。そのことが今回の巡業に参加した旅行業関係者が学んだことです。」とタクソン氏は述べた。
氏はこうも付け加えた。「ほとんどの日本人海外旅行者が女性であるということを、日本の旅行業協会から知りました。市内のスパ、サロン、ショッピングセンター、レストラン、そして“インスタ映え”する場所に案内するような、特に日本人女性のための特別なパッケージツアーを計画します。」
ビジネス会議のために日本からダバオに訪れる人には、ゴルフコース、マッサージスパやレストランに案内するツアーを考えているとのこと。また、ダバオ市で収穫できる、手ごろなトロピカルフルーツを日本に紹介もしているとのこと。 現在、ダバオ市を訪れる外国人観光客の中で、日本人がアメリカ人に次いで2番目に多い。