エルニーニョ現象に伴うフィリピン大気地球物理天文局(Pagasa)の勧告にもかかわらず、ダバオライト社(Davao Light and Power Co., Inc.)の電力料金は、7月に1kWhあたり10.24ペソから8.75ペソに値下がりした。
7月19日のフェイスブックへの投稿で、ダバオライト社の電力料金が値下げされ、7月12日から8月10日までの請求期間の電気代に適用されることは発表された。この値下げは、ミンダナオ島の卸売電力現物市場(WESM)による電力供給価格の引き下げに起因している。
今後、気温が上昇するにつれ、電力需要の高まりが予想される。しかし、今月は電気料金が下がるため、月平均の電力消費量が200kWhの家庭では、約298.06ペソの節約になる見込みだ。しかし、市場価格は常に変動するため、今後も電力料金は変動する。ダバオライト社は顧客に対し、電力消費を最小限に抑えるよう継続的な注意を促している。
今年3月に予想されていた通り、実際に電力料金が値下げされたのは、家計にとって嬉しいニュースだ。日本ではここのところ値上げの話ばかりで、非常に対照的にも感じる。来月の電気料金は不明だが、しばらく据え置いてもらえると、消費者側はありがたいだろう。