6月18日、ダバオ市内のバランガイ(最小行政区)カバンティアンの分譲住宅で29歳の家事手伝いの女性が殺害された事件で、容疑者の70歳の女性が自白し、全責任を負ったと報じられた。
ネニタ・セパダ・パガトパタン容疑者(70)は警察に対し、ココナッツの木材を使用してシエラ・ハンアイ・ラグサウェイさん(29)を襲ったと供述した。
ダバオ市警察(DCPO)のヘイゼル・トゥアゾン警部は、凶器と被害者の携帯電話を既に回収しており、捜査に役立てていると明かした。「容疑者は被害者に植物に水をやっているときに殴った」とのことだ。被害者は容疑者の娘にいつも文句を言っていたため、容疑者は被害者を恨んでおり、それが犯行動機となったという。
捜査官が捜索令状を持って容疑者の家に入り、犯行に使用された長さ1フィートの木材を発見した。トゥアゾン警部によると、パガトパタン容疑者は既に検死手続きにより殺人事件として立件されている。
警察は、容疑者が被害者の遺体を引きずっている監視カメラ映像を回収している。容疑者は遺体をキャンバスシートで覆い、カートに乗せて遺棄したとされる。被害者は角材で酷く殴打され、顔と背中に傷を負い、頭部にも裂傷を負った。トゥアゾン警部曰く、容疑者は罪の意識に苛まれており、犯行を自供してすぐ気持ちが回復したと語ったという。
いかにも口は禍のもとという事件だった。殺人はもってのほかだが、被害が我が身に降りかからないためにも、人の恨みを買うような言動は慎むようにしたい。