【News】ついに建築家強姦殺人事件の犯人4人が特定される、いずれも麻薬中毒者の可能性あり

警察

先月後半からダバオ市を騒がせているブラガスさん強姦殺人事件だが、先日のドゥテルテ前大統領の発破のおかげか捜査に進展が見られた。6月5日の夕方、ダバオ市警察(DCPO)での記者会見で、ブラガス特別捜査班は、建築家ブランチェ・マリー・L・ ブラガスさんさんの事件の犯人を特定し、さらに容疑者らは薬物の影響を受けていた可能性があると発表した。

「容疑者らは皆間違いなく薬物を使用している。普通の人なら人をレイプして殺すようなことはできない」と語るのは、国家捜査局ダバオ地方支部(NBI-Davao)のアーチー・アルバオ局長。

捜査班は、容疑者をデニス・パンサン、ケント・ローレンス・エスピノサ、レナト・バヤンサオ、ジョン・ドゥーの4人と特定していた。捜査班は5月17日の殺人事件の4人の容疑者の身元を明らかにしたが、それは「集められた目撃者の供述と収集した証拠」に基づくものだ。

容疑者の1人であるバヤンサオは5月28日に逮捕され、現在はフィリピン麻薬取締局ダバオ地方支部(PDEA-Davao)に拘留されている。また、エスピノサは5月27日から行方不明となっており、パンサンはタロモ警察署に救出される際に死亡した。

捜査の結果、ブラガスさんの強姦殺人は、彼女が肢体で発見されたカリナン地区ダクダオで起こったと考えられている。アルバオ局長は、「我々には強力な証拠があり、目撃者がいて、監視カメラの映像がある。これらの証拠は、容疑者らが実際に犯罪の遂行に関与していることを示している」と語った。

しかし、誘拐に使われた車とジョン・ドゥー容疑者は依然として発見されていない。DCPOのアルベルト・ルパス署長は、5日の記者会見で、同容疑者の追跡を継続する意向を示した。同氏は、ブラガスさんの事件は「まだ解決していない」と強調した。「強力な証拠を見つけなければならない。車を回収し、ジョン・ドゥーの身元を特定しなければならない」という。

解決に近づいたブラガスさん事件だが、この事件が与える影響は解決後もしばらく続くだろう。特に被害者遺族へのケアや、類似の事件の発生予防措置は欠かせない。フィリピン国内では比較的治安の良いダバオ市だが、そのイメージが今後も保たれるよう、ひとまず最後の犯人逮捕の続報を待ちたい。

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