先日、フィリピン保健省ダバオ事務所(CHO)から、熱中症及び日射病のリスクに対して警告が発された。ダバオ市災害リスク軽減管理評議会(CDRRMO)によると、4月21日にダバオ市は暑さ指数41度を記録した。
フィリピン大気地球物理天文局(以下Pagasa)の報告によると、21日の午後2時の時点で暑さ指数41度に達し、その際の気温は32度、相対湿度は65%であった。熱中症予防の観点で提案されたこの指標では、28度(厳重警戒)を超えると急激に熱中症のリスクが高まるとされている。
そのため今回はPagasaによって、熱による痙攣・熱疲労・ひどい場合には日射病を引き起こす可能性がある「厳重注意」に分類された。この指数は、Pagasaが予測したダバオの暑さ指数(4月21日の暑さ指数は最低で31度、最高で38度)を上回る結果となった。同機関は、22日から25日までの暑さ指数を31度から39度と予測している。
また、ダバオでは現在の猛暑に続き、今年の後半にはエルニーニョ現象による降水量の半減が見込まれている。気候変動の影響が市民の生活に襲いかかる一年となりそうだ。