【News】ダバオ市図書館内に地産コーヒーを売り出すカフェがオープン!

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市立図書館カフェ(The City Library Cafe by City Coops)

ダバオ市立図書館内にあるコーヒーショップ「市立図書館カフェ(The City Library Cafe by City Coops)」は、1月18日にグランドオープンを迎え既に賑わいを見せている。

同店は地元のコーヒー産業の支援および宣伝のため、ダバオ市産のコーヒーに焦点を当て販売しており、ダバオ市議会、ダバオ市の生活協同組合であるGuianga and Sirib Growers and Employees Multipurpose Cooperative(以下Magsige MPC)とModel Cooperative Network (以下MCN)、市場システム発展を目指すAgricultural Cooperative Development International/Volunteers in Overseas Cooperative Assistance (以下ACDI/Voca)という豪華な顔ぶれ協賛のもと運営されている。

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ダバオ市立図書館
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レジ前の様子

Magsige MPCのCEOであるAgripino Torres氏は「このコーヒーショップのコーヒーを飲むたびに、あなたはコーヒー栽培に携わるダバオ市の先住民を助けることになります」と同店の持続可能性をアピールした。また、同店は現在ダバオ市の協同組合からコーヒー豆を調達しているが、Torres氏いわく間も無く仕入れ先をMagsige MPC管轄下の農園に切り替えるという。第3地区にある46ヘクタールもの土地にコーヒーが植えられており、協同組合管理のもと26の農園がそこでの農業に携わっている。

ACDI/Vocaのフィリピンカフェプロジェクト(PhilCafe project)のもとで行われたトレーニングを経て開発されたコーヒー産業に、Magsige MPCも乗り出した。フィリピンカフェプロジェクトは、コーヒー豆の生産量を増やし地元の農家が世界で戦える高品質なコーヒーを生産できるよう助けることを目的に敢行されている。同プロジェクトのビジネス開発部門リーダーであるMelissa Alado氏は「私たちは技術的な援助の提供者で、コーヒービジネスが農家と協同組合両者にとって持続可能的であることを目指しています」と同プロジェクトの立場を明らかにした。

MCNのメンバーであるJerson Remo氏は「コーヒー製品の発展を目指すコーヒーショップと協同組合の関係は相互に利益があります。私たちはじきにこのビジネスモデルを習得し、コーヒーショップをフランチャイズ化することも考えています」と今後の展望を示した。

市立図書館カフェは、ほとんどが学生である図書館利用者をターゲットにしており30〜50名を収容可能だ。現在アイス・ホットコーヒーの両方を提供しており、今後簡単な食事や朝食も随時提供される予定だ。ダバオ市コーヒー産業における持続可能的で刷新的なビジネスモデルになれるか、今後の動向を見守りたい。

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