12月18日に開催された「Mt. Apo Sky and Vertical Race」の75Kレース男性部門で、フィリピン人のトレイルランナーMacarenas氏が自己最高記録を上回り、見事優勝を果たした。同氏はカパタガン在住の31歳だ。彼は、マレーシア、ベトナム、ベルギー、中国、日本など世界各国から集まった参加者を負かし、9時間6分10秒で走破した。結果、見事「アジアトレイルマスター:the Asia Trail Master」の称号を手にした。
このチャンピオンシップ以前にも、同氏は11月27日にマレーシアで行われたトレイルと12月3日にフィリピンベンゲットで行われたトレイルでも傑出した成績を残していた。同氏は「アポ山はボルダリングにとてもスキルを要する山なので、そこで鍛えられたレース中の集中力と、トレイルに精通していたことが功を奏しました」と彼の職業であるアポ山のツアーガイドでの経験が役に立ったとコメントを残した。
また「全てのトレイルランナーにとって、厳しい訓練は必要不可欠です。私たちは健康的な食事をとって悪習をやめる必要があります。一旦トレイルランを始めてしまうと、そういった規律が必要になってきます」と、トレイルランの厳しさについても語った。
次いで20分遅れでゴールしたのがマレーシア出身のAmat氏。女性部門で優勝を果たしたのがマレーシア出身のHua Ha氏となっている。本大会は観光省ダバオ支部の主催で12月16日〜18日の3日間に渡って行われた。75Kレースは大会の中でも花形となっていて、この部門での優勝者が「アジアトレイルマスター:the Asia Trail Master」の称号を手にする。
ダバオにはフィリピン最高峰のアポ山だけでなく、初心者でも登れる魅力的な山もたくさんあるので、皆さんには是非「ラン」ではなく「ウォーク」で挑戦してみて欲しい。