2022年6月10日(金)、ダバオの老舗企業で不動産業を営むダモサランドは、ダバオ市ラナン地区で自社が運営するダモサコンプレックスコンパウンド内に新しいビルを建設し、引っ越しが完了した発表した。新しく建設されたオフィスビルは17階建てで、同社は15階にヘッドオフィスを構える他、貸しオフィスとしても運用するとしている。
ダモサランド社の社長、ラグダメオ氏は地元紙のインタビューに対し、新しくオープンする17階建てのオフィスビルからは、フィリピン最高峰のアポ山(標高2,954 m)が綺麗に望める景観であり、その快適な環境が従業員同士のコラボレーションやクリエイティビティを高めることを期待していると語っている。
また、同氏は会社が継続的に発展していく中で、このような美しい新社屋に移ることは長年の夢であり、自社だけでなく、新社屋に入居する様々な業種の企業ともコラボレーション、共に発展できることを期待していきたいと付け加えた。既に金融サービス会社とBPO(アウトソーシング)を行う企業の入居が決まっており、来月以降のオープンに向けて内装工事が進んでいるという。
ダモサランド社はダバオを拠点とする地場企業であり、コングロマリットAnflocorグループの子会社である。Anflocor社は1950年代にアバカプランテーション関連の事業で立ち上がった歴史のある企業で、南ダバオ州パナボ市及びダバオ市ラナン地区にフィリピン経済特区(PEZA)を有している。また、ダバオで有名なビーチリゾート、パールファームもAnflocor社が運営している。