2022年1月27日(水)、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は地元のラジオ番組に出演し、ダバオ市の新型コロナウィルスワクチン接種状況について述べ、一回目のワクチン接種を完了した市民は128万人、ニ回目のワクチン接種を完了した市民は122万人、三回目のブースターショットを打った市民は15万人に達したことを発表した。ダバオ市が目標として掲げている130万人に対して約94%を達成したことになる。
ダバオ市新型コロナウィルスタスクフォースの医師は、ダバオ市のワクチン接種状況は全国平均に比べても高く順調であるとしながらも、三回目のブースターショットは僅か15万人、12%弱でしか進んでおらず、不十分であり、さらに環境を整えて推し進めていく必要があると述べている。三回目のブースターショットについては、薬局などで接種できるよう準備が進められいる。
ダバオ市によれば、ワクチン接種を完了した者の内訳は、5万8千人が医療従事者、10万4千人が高齢者、62万4千人がエッセンシャルワーカー、12歳から17歳までの子どもたちが11万2千人、経済的に貧しい貧困家庭が11万2千人であるとしている。27日(木)には新たに全国で618件のオミクロン株の感染者が確認されており、感染地域も497の自治体に及ぶなど広がりを見せている。また帰国したフィリピン人海外出稼ぎ労働者(OFW)121名からもオミクロン株の感染者が確認されている。