【News】ダバオ市でコロナ陽性率30.5%を記録、医療体制は危機的な状況に

ワクチン接種会場

2021年9月2日(木)、ダバオ市タスクフォース報道官は地元のラジオ番組に出演し、市内における新型コロナウィルス感染が急速に拡大している傾向にあることを発表した。同報道官によると9月1日(水)のコロナ陽性率は30.5%を記録したということである。

同報道官は、ほとんどの陽性であったケースが家庭内感染であったことも同時に発表し、家族で行う懇親会、親睦会、懇談会、パーティー等は開催せずに、最低限の健康対策を遵守し、規律を守って、コロナ対策の予防接種(ワクチン)を受けることを奨励すると述べている。

ダバオ市タスクフォースではコロナ陽性率は5%前後が許容範囲と考えており、30%を超える陽性率は異常な状態と警戒している。9月1日(水)は443名のコロナ感染者が新たに確認されており、現在も治療・療養中の患者は5,625名となっている。また、新型コロナに感染した市内の患者は合計38,110名となり、現在まで1,212名が亡くなっている。

市では新型コロナウィルス感染拡大を防ぐために、サラ・ドゥテルテ市長も含め、市民にマスクの着用、集会や混雑して人の集まる場所に行かない、ソーシャルディスタンスを保つ、手洗いをする、予防接種(ワクチン接種)を受けることを繰り返し奨励している。

特にフィリピン人は本質的に社交的であり、家族と一緒に集まるのが大好きであることを考えると、家族内の集まりを減らすのは難しい要求かもしれないが、新型コロナ感染者のデータによれば、感染のほとんどは家庭内で確認されていることからも、家族で行う懇親会、親睦会、懇談会、パーティー等はとてもリスクが高いとあらためて市民に啓蒙を促した。

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