4月15日(木)、フィリピン大気地球物理天文局(Pagasa)は、15日午前10時時点でミンダナオ島の東およそ1,095㎞の海上で熱帯低気圧の発生を確認したと報告した。16日時点で熱帯低気圧は台風2号と(国際名:Surigae)なり、勢力を強めながらカロリン諸島を西へ進んでいる。
フィリピン大気地球物理天文局(Pagasa)によると、台風2号は中心付近で最大風速が時速95キロから時速115キロ(約風速35m/s)、時速10キロで西に移動しているという。今後は、更に発達しながら北上し、18日(日)には非常に強い勢力になる見込みが強いという。
日本の気象庁は、台風2号は16日午前9時現在、強い勢力で中心気圧は975ヘクトパスカル、今後は更に発達して18日(日)には中心付近の最大風速が50m/sと非常に強い勢力となり、その後も勢力を保ったまま北上、来週の半ばにはフィリピンの東から沖縄の南の海上へ進む可能性があるとしている。
また、台風の北上に伴って、来週は沖縄方面で波が高くなる恐れがあり、中心から離れていてもうねりが届くため、船舶など海での作業は早めの対策が必要になるとしている。さらに来週後半の進路はまだ定まっていないが、もし4月に日本(沖縄、奄美、伊豆諸島、小笠原諸島を含む)に台風が接近すれば2005年台風3号以来、16年ぶりになるということだ。