【News】栄養失調のない地域を目指しダバオでバランガイ栄養士の全国会議

バランガイ 栄養

9日水曜日、ダバオのSMXコンベンションセンターでは、第4回バランガイ栄養士(BNS:Barangay Nutrition Scholars)の全国会議が開かれ、1000人以上のバランガイ栄養士が参加、栄養失調のないバランガイを達成することを約束した。

フィリピン国家栄養協議会フロレス議長は、バランガイ栄養士は、栄養失調児童のいない地域を目指す栄養行動計画(PPAN:Philippine Plan of Action for Nutrition)2017-2022の実施に不可欠な役割を果たしていると説明した。

また、「BNSの主な役割は、各バランガイで栄養評価を実施することである。BNSは、コミュニティ調査を通じ、栄養失調の子供を特定する為に割り当てられたボランティア主体の活動となっており、栄養士は、全ての未就学児の体重維持や子供達の栄養を豊かにする為に、母親と対話を行っている。妊婦が定期的に出産前検査を受けられるような支援も行っている」と話した。

今回の全国会議は2日に渡って会議やアクティビティが行われ、参加者は、ザンボアンガ、北ミンダナオ、ダバオ地方全域、ソクサージェン、ミンダナオ島ムスリムの自治区など、ミンダナオ島全土から参加していたとのことである。

ゲストとして招かれた農業食糧委員会ヴィラ上院議員は、「この会議は、公的機関によるサービスが届きにくい地理的に隔離された地域に対し、栄養行動計画2017-2022の達成に向けて国家栄養協議会の活動を届けるための会議である」と述べた。

【BNS活動の様子】

 

写真提供:Ms.Annie Dardo Bringuela