【News】市内の夜間外出禁止令、酒類販売提供禁止令、3月末まで延長

サラ・ドゥテルテ市長

2021年1月29日(金)、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は市内のコミュニティ隔離措置レベル(一般コミュニティ隔離)継続決定に伴い、市長令5号に署名をした。これにより、市内における夜21時以降、翌朝4時までの夜間外出禁止令及び公共の場所での酒類販売禁止令が3月末まで延長された。

先日のニュースでもお伝えしたが、2月のダバオ市におけるコミュニティ隔離措置レベルは中リスクの一般コミュニティ隔離措置(GCQ)となっている。GCQレベルの地域では、市民の外出は仕事、食料品購入や医療機関訪問などの必要不可欠なもの以外は基本的に自宅待機を定めている。

タクシー、バス、ジプニー(乗り合いバス)やトライシクル(3輪自転車)等の公共交通機関の運行は、積載乗員数に制限があるものの、基本的には認められている。 また、レストランやカフェ等、飲食店の営業も店舗の収容人数上限に対して制限があるがこちらも許可されている。

2月も継続して厳しいコミュニティ隔離措置(GCQ)が継続される理由についてサラ・ドゥテルテ市長は、新型コロナウィルス感染症患者の受け入れ病院であるフィリピン南部医療センター(SPMC)が満床であり、これ以上の感染者の拡大を何としても防がなければならないと述べている。

世界保健機関(WHO)によるパンデミック宣言以降、ダバオ市におけるコミュニティ隔離措置はもうすぐ1年を迎える。当初は厳格なコミュニティ隔離措置(ECQ)の導入で新型コロナウィルスの新規感染者数は一旦は減少したが、その後の隔離措置緩和で新規感染者は増加し、高止まりの状態が続いている。