【News】私立病院の新型コロナウイルス使用可能な病床数が増加へ

SPMC

新型コロナウイルス(Covid-19)の新規感染者数が100人ベースで推移しているダバオ市だが、このたびダバオ市内の17の指定された私立病院が、総病床数の20%をCovid-19患者に割り当てるよう命令があったことが明らかになった。

ダバオ市でCovid-19対応の中心を担っているアシュレイ・ロープズ医師によると、ダバオ市によって設立されたOne Hospital Command Center systemが効果的な照会システムを実現するために、私立病院に対して病床の受け入れ率を20%から30%に上げるよう命令があったという。これは、ダバオ市が一般的なコミュニティ隔離(GCQ)に戻ってから発令されたものだ。

ロープズ医師は、南フィリピン医療センター(SPMC)が重症のCovid-19患者を受け入れているが、これでは対策は十分でないと考えていた。そこで、かつてSPMCで院長を勤めていたレオポルド・ベガ氏が主導し、各私立病院にCovid-19患者用の病床を用意するよう促したという。結果、私立病院でも重軽度問わずCovid-19患者を受け入れることになった。

今回の私立病院に対するCovid-19病床割り当てにあたっては、政府からの支援(資金、追加の医療スタッフ、必要な機材など)があるそうだ。これによって、重度のCovid-19患者への対応が効果的になることが期待される。

日々スピード感をもっておこなわれるCovid-19対策によって、ダバオ市のCovid-19感染者数が減少に転じることを祈るばかりだ。