フィリピン保健省ダバオ支部によると、8月2日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は916名であることが発表された。うち42名が死亡し、603名は既に回復したという。この週末、新たに42名の新型コロナウィルス新規感染者が確認され、現在入院、自主隔離中の患者数は271名となっている。
また、ダバオ市も含むダバオ地方(ダバオ市、ダバオオキシデンタル州、ダバオデルスル州、ダバオデルノーテ州、ダバオデオロ州、ダバオオリエンタル州)における新型コロナウィルス感染者の総数は1373名で、うち51名が死亡し、812名が既に回復したと発表されている。
ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、ダバオ市が独自で封鎖以降継続してきた人の移動制限のうち、食料・医療パス(FMパス)及び、夜間外出禁止令については、8月3日から解除すると述べ、解除後の初日となる本日は、市内に仕事や買い物に出かける人の姿や渋滞が多く見受けられた。
しかしながら、3月のパンデミック以降、およそ6カ月間にも及ぶ、ダバオ市で導入された都市封鎖、隔離措置によって、地元の中小零細企業は多大な影響を受けており、ショッピングモールやオフィスビルのテナントにはFor Rentと空き物件が目立ち始めている。本格的な地元経済の回復は早くて9月以降となりそうである。