新型コロナウィルス(以下、Covid-19)のパンデミックが始まって以来、多くの感染者を出し、以前より問題視されているバランガイ23-Cが、ダバオ市内にある182のバランガイで、初となる「ハードロックダウン」地域に指定された。
ダバオ市の保健当局は、6月28日から7月3日までのわずか6日間で、同バランガイから17人のCovid-19感染者が確認されていると明らかにしている。
ダバオ市で最初のCovid-19感染者が確認されて以降、同バランガイからは現在までに、2人の死亡者を含む88人の感染が記録されている。ダバオ市全体の感染者の合計が449名であることを考えれば、この人数がどれだけ大きいものなのか、そしてこの地域で爆発的に感染が拡大していることが分かる。同バランガイからの最年少の症例は生後25日の乳児、最年長は75歳となっている。
サラ・ドゥテルテ市長は、以前より同バランガイに近づくことを避けるように訴えてきたが、再度、「バランガイ23-C」に立ち入ることを避けるよう、強く呼び掛けた。