新型コロナウィルス(以下、Covid-19)の蔓延を受け、ダバオ市の失業率の上昇が深刻な問題になっているが、 公共雇用サービス事務所 (Public Employment Service Office : 以下、PESO)ダバオは、一般的なコミュニティ隔離措置へと移行後、徐々にではあるが経済活動も再開され、現在市内では約2,000の求人が利用可能となっていると発表した。
現在利用が可能な求人には、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)やモール、スーパーマーケット、配達ドライバー、営業活動再開が許可された建設業界などがあり、PESOダバオは、応募者は直接履歴書や応募書類を電子メールで送信することを勧めている。また、PESOダバオは、6月26日にオンラインでの就職説明会の開催を決定している。
インターネットへのアクセスができない求職者については、履歴書を預けることのできるドロップボックスを、バランガイホールやPESOの地域事務所に設置している。毎週PESOの職員が履歴書を回収し、システムに入力後、見込みのある雇用主とのマッチングを行うという。
多くのダバオ市民が影響を受けているCovid-19。以前のような生活に戻るには相当な期間を要する見込みだが、1人でも多くの人が、職に就き、安定した生活を送れる日が来ることを願いたい。