ダバオ市内中心部に位置するロイヤルマンダヤホテルの総支配人Benjamen J. Banzon Jr. 氏は2月14日の記者会見において、2019年後半にミンダナオ島で頻発した地と新型コロナウイルスによる影響で大きな損失があったと明かした。
同氏は損失の規模について、昨年10月から12月頃にかけて大きな地震が頻発した際には、1か月間で1,000万ペソ相当のイベントが中止となったと述べ、さらに2020年に入ってからは新型コロナウイルスの流行により旅行者が大幅に減少していると語った。特に旅行者の減少については、現在フィリピンでは新型コロナウイルス感染防止策として、中国全土からの旅行客を対象に大幅に渡航を制限していることが主な原因であると言及した。実際に、ダバオ市内への渡航を予定していた観光客やビジネスマンの予約キャンセルが多かったという。
氏によると、同ホテルでは1月14日時点で、予約の約38%がキャンセルされていたという。これに加えて、 ダバオ市の誕生を祝う「Araw ng Dabaw」などを含む今後予定されていた大きなイベントが、軒並み中止となったことで、今後も予約キャンセルが増加するだろうと述べた。