日本で連日ニュースになっている新型コロナウイルスに対する不安が、ダバオ市でも広がっている。市内の南フィリピン医療センター(以下SPMC)はコロナウイルス対策を強化していることを発表した。
SPMCのRicardo Audan氏は「ミンダナオ島最大級の病院であるSPMCには、起こりうる不測の事態に対応する用意がある。感染症患者の治療が可能な隔離治療室があるためだ」と述べた。 SPMCの隔離治療室は、コロナウイルス、SARS、エボラウイルスが流行した場合にも対応できるように設計されているという。 氏は加えて、SPMCの全スタッフが新型コロナウイルスに対処するための十分なトレーニングを受けていると語った。
フィリピン保健省は、コロナウイルスに感染した患者の治療に関するガイドラインをすでに公表している。 Audan氏は「ガイドラインは明瞭である」とコメントを残した。保健省によると、新型コロナウイルスに感染している中国人がフィリピンに入国した記録はこれまでのところ確認されていない。
一方、アジアでは、韓国、タイ、日本、シンガポール、マレーシア、ベトナムで新型コロナウイルスに感染した患者が確認された。また現在ダバオ空港では、中国、香港、シンガポールからの直行便が就航していることを考慮し、国際線到着時におこなう乗客の健康状態への監視を強化している
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