ダバオ市の非正規公務員の給与が2020年より増加する予定だ。ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ= カルピオ氏は、2020年1月より、市政府で働く派遣職員と臨時職員の月給を220ペソ増加することを自身の演説中に約束した。市議会はすでに来年の予算案に今回の昇給分の支出を組み込んでいるという。
サラ市長は、非正規職員の給与を将来的には正規職員と同額まで引き上げたいと述べた。その理由として、現在の非正規職員の働きは正規職員と同等であるうえ、職務記述書には正規職員とほぼ同等の職務内容が記載されており、給与が同等でないことは不当であると説明した。
約1万3千人の市職員のうち、非正規職員は1万人を占めており、非正規職員がいなければ、市政は機能しないだろう。2019年の時点で、市政は非正規公務員の給与を、労働・雇用用省が定めたダバオ市の最低賃金を上回る水準に引き上げている。給与が上昇することで、優秀な人材が公務員を目指すことが期待できる。