公共事業・高速道路省 (DPWH)ダバオ地方広報責任者Dean Ortiz氏は、ダバオ市内の一部の海沿い(Ulas、Puanエリア)に新たな沿岸道路を2020年初頭に開通する予定だと発表した。道路のジャンクションにはダバオ市西部のTalomo地区を候補が挙げてられている。
この地域でのバイパス開通によって、ダバオ市南部や郊外から市内中心部に向かう車両が、渋滞の発生率の高いUlasエリアやPuanエリアを通らずに、市内中心部へ抜けるBangkalエリアに向かう事が可能になる。
Ortiz氏は2020年初頭までには、この新たなバイパスを利用できるようにすると保証した。この間に既存の道路の拡幅工事が進められる。また、Bagoエリア-Talomoエリアのバイパス開通から徐々に沿岸道路を延長し、ドライバーへ開放する計画があるとのことだ。
2021年完成予定のダバオ市沿岸道路(ダバオ市西部Bago Aplayaからダバオ市東部Azuela Cove、Lanangまで延長予定)は、2017年の着工から現在までに約2.9 kmが建設されており、今年は市内南西部のPunta DumalagからTimes Beach間の1.1kmの完成を目指している。
沿岸道路の一部が開放されることで、特に市内南部での渋滞が解消される可能性がある。加えて既存の道路の拡幅・改修工事が進めば、山積みの交通問題に関して解決の糸口がつかめるかもしれない。