【News】ミンダナオ開発庁、ミンダナオ発フルーツフェスティバルの拡大計画を進める

アボカド

今年8月24日、25日に開催されたバギオ市初のフルーツフェスティバルの成功を受けて、ミンダナオ開発庁(Mindanao Development Authority 以下MinDA)は、マニラ、セブ、イロイロ、パンガシナン、ヌエバ・エシハ、ビコル、カガヤンでのフルーツフェスティバルの拡大を計画している。バギオ市のフルーツフェスティバルでは、珍しいミンダナオ産の果物が並び、盛況を博した。

MinDA広報担当者Adrian Tamayo氏によると、フルーツフェスティバルの開催を持続可能なものとしていくため、ミンダナオの果樹農家が必要とする資金、物流、インフラの見通しが必要だと述べたほか、バギオ市のフルーツフェスティバルでは果物への需要が大きく高まったことから、今後増加する取引量に対応するために、果樹農家は取引を行う卸売業者を増やすべきだと説明した。

さらに同氏は、果物の卸売業者の増加は、市場の拡大と果物の低価格化を促進し、果樹農家と消費者両方に利益をもたらすと語った。

また、MinDAは8月26日、複数のミンダナオの果樹農家と対談し、フルーツフェスティバルが拡大していった場合、果樹農家がそれどれどの地域に果物を供給するかという課題ついて話し合った。MinDAは果物をダバオからマニラ、クラーク、セブ、イロイロへ空輸するため、航空会社と協議を行っているとのことだ。

ミンダナオフルーツフェスティバルの拡大は、地元の果樹農家がマーケットを拡大する絶好の機会となるだろう。また農家の売上拡大は地域の経済成長にとっても喜ばしいことだ。