ダバオ市商工会議所・農業ビジネス委員長Val Turtur氏は、ミンダナオ島の食料品生産者に対し、9月26日から28日まで開催予定のDavao Agri Trade Expo (以下DATE) への参加を呼びかけた。
同イベントは、農業や畜産業、水産養殖や闘鶏に至るまで、広く食品生産に関連した大規模なビジネスエキスポで、ミンダナオ島全域から1万人の参加者が集まり、200件の出展が見込まれている。生産者にとっては輸入業者との商談機会を持つ大きなチャンスだ。
以前のDATEでは、高価な作物のみが展示され参加者はわずかだった。しかし、今年はミンダナオ島の主要企業をイベントに招待し、最新の産業技術、製品、サービスを展示する予定で、参加者の増加が期待できる。また、卸業者と生産者のネットワーク作りの場を提供するよう計画が進んでいるそうだ。
Turtur氏によると、今年はシンガポール、中国、韓国といった海外への輸出機会の可能性を調査するため、様々なミンダナオ産の作物の出展が予定されている。最近、ミンダナオ産の果物や野菜が海外から注目されていることを考えても、同イベントは関係者にとって、大きなチャンスになるだろう。しかしながら、現在は作物の輸出に必要な最低限の量を満たしていないため、より多くの業界関係者を招待し、輸出機会の拡大を試みている。
ミンダナオ島農業従事者のイベントへの参加は、海外輸出の可能性を模索するための最善の方法だといえる。ミンダナオ島のバラエティに富んだ幅広い作物が、他アジア諸国からの関心を集めている点を考慮すると、ミンダナオ島は国際的な農業生産拠点となる可能性がある。