欧州連合(European Union)およびフィリピン政府はこの度、国内の司法部門の改革支援のため、ダバオ市を新たなジャスティス・ゾーンに指定することを宣言した。これによりダバオ市は国内では3番目、ミンダナオ地域では初となる。
「ジャスティス・ゾーン」とは、司法省(Department of Justice)のJustice Sector Coordinating Council(JSCC)がかかげるプログラムの名称で、警察や検察官、裁判官、弁護士および、拘置所などを含む地方司法部門の機関が関わっているとのことだ。
最高裁判所長官のLucas Bersamin氏は、ケソン市およびセブ市が裁判所の未処理案件の減少に貢献したとして、ダバオ市もジャスティス・ゾーンに加えることが理想的だと述べた。また、同市が未処理案件の撲滅に大いに支援してくれることを望んでいるとも語った。
JSCCは司法省のほかにも、最高裁判所および内務自治省(Department of Interior and Local Government)が共同で率いている。