【News】フィリピン・日本歴史資料館、$89,000の助成金を受ける

ダバオ市中心部から西に車で約1時間弱の街カリナン(英:CALINAN)にあるフィリピン・日本歴史資料館は11月末、日本政府より博物館の改装、施設維持の費用として、89,260米ドルの助成金をうけることで同意し、調印式は、市内のSM Lanang Premier内SMXコンベンションセンターで執り行われた。

同博物館は、フィリピン日系人会によって1994年、日本の人工物の保存、日本とダバオ市の歴史的つながりを後世に残すことを目的に開館された。

博物館には、日本人街があったころの説明入り手描き絵地図や写真、遺留品などが展示されており、当時の日本人の暮らしぶりやアバカ栽培についても知ることができる。

改修工事は、来年助成金がリリースされ次第すぐに始められる予定で、プロジェクトの入札者のリストもすでに作成されているとのことだ。改装工事が終了し、観光名所としての価値が高まることで、より多くの市民が、フィリピンと日本の文化的、歴史的つながりに触れることができるようになり、2国間のつながりもさらに強固なものとなっていくだろう。