国際刑事裁判所(以下ICC)の上訴裁判所は、ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の勾留継続を支持した。その結果、弁護団が求めていた一時釈放の申し立ては棄却された。
上訴裁判所は、ドゥテルテ氏の勾留を正当化する条件は、依然として有効であると判断のもと、裁判所による以前の決定を支持した。
弁護団は、ドゥテルテ前大統領の健康状態と認知機能の障害を理由に釈放を主張した。これらの医学的問題により、逃亡や証人への干渉、または公判中の新たな犯罪のリスクは大幅に低いと説明した。
しかし、裁判官はこの主張を退けた。弁護側が提示した診断書は、勾留命令を変更するための「新たな事実や状況の変化」には当たらないという。
上訴裁判所は、「弁護側の報告書は既存の情報に依拠している。新たな医学的検査も含まれていない」と指摘し、今回の提出資料は勾留の決定を再考する根拠にならないとも付け加えた。
裁判所は、逃亡や司法妨害、証人への影響といったリスク評価は法的な判断であると明確にした。これらは裁判官が行うものであり、医学専門家が行うものではない。
裁判所は、ICCが任命した独立医療委員会がすでに信頼性の高い評価を行っていると強調した。新たな状況の変化が確認されないため、勾留の法的要件は引き続き満たされていると結論づけた。





