
サマル島ガーデンシティ(Igacos)の有名リゾート「イスラレッタ・ビーチリゾート」が、トランスジェンダー女性の入場を拒否したとして再び批判の的になっている。 レンジー・ライスさんは、2025年2月22日(土)に自身の体験をFacebookに投稿し、リゾートのスタッフが入場拒否の明確なポリシーを伝えなかったことを非難した。
ライスさんは、家族との週末旅行を楽しむことができなかったことに深く失望したという。
「私は泳がなくてもいいし、リゾートに宿泊しなくてもいい。ただ家族と一緒にいたかった。でも、それすらも許されませんでした」
ライスさんによると、彼女の家族には2人の高齢者と1人の子どもがおり、わざわざブキドノン州から訪れたにもかかわらず、チェックインを拒否されたという。彼女はこの出来事を差別行為だと強く非難した。 レンジー・ライスさんは、スタッフに『男性ですか?女性ですか?』と尋ねられ、何も答えないうちに『あなたはここに入れません』と言われたという。 さらにライスさんは、リゾートの従業員の中にはLGBTQ+のメンバーがいるにもかかわらず、トランスジェンダーの入場を禁止しているという矛盾点を指摘した。
この出来事がSNS上で拡散されると、多くのネットユーザーからイスラレッタに対する批判が殺到。リゾート側に対し、説明責任とポリシーの明確化を求める声が高まっている。 ライスさんは2月24日(月)に正式な苦情を提出する予定で、イガコス市投資観光局が彼女をサポートすることを明らかにした。
同局のロザベル・ジュスグアン局長代理はサン・スター・ダバオの取材に対し、投稿は読んだが、まだ本人と直接連絡を取っていないと述べた。 ジュスグアン氏によると、イスラ・レタの「トランスジェンダー禁止ポリシー」については以前からリゾート側と話し合いを続けているが、今回の新たな件に関してはまだリゾートのオーナーからの回答がないという。 同局長代理は、イスラ・レタ以外のリゾートにはこのようなポリシーは存在しないとし、来週、サマル島観光協議会でこの問題について協議する予定であることを明かした。
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