【News】ダバオ市保健局、市内で5件報告されたチクングニア熱を監視中

ダバオ市ワクチン接種

ダバオ市保健局(以下CHO)は、市内で報告された5件のチクングニア熱疑い症例を監視しており、特にバランガイ9-Aでの増加が確認されている。

CHO熱帯病課の責任者であるメロディナ・ババンテ氏は、初期調査でこの地域におけるチクングニア熱の存在が確認されたが、最終的な確定診断はまだ出ていないと述べた。

世界保健機関(以下WHO)によると、チクングニアウイルスは感染した蚊に刺されることで感染するという。主な症状は発熱、関節痛、頭痛、筋肉痛、腫れ、発疹である。

現在CHOは、チクングニア熱の増加を食い止めるため、以下の対策を実施している。

– 情報キャンペーンの展開:市民への啓発活動を強化し、感染症への理解を促進。

– 蚊の発生源の徹底駆除:繁殖地の特定と除去を進める。

– 燻煙(フォギング)の実施:蚊の生息地域に対する駆除活動を強化。

しかし、ババンテ氏は、地域住民の協力が最大の課題であると指摘している。市民一人ひとりが積極的に感染予防に取り組むことの重要性を強調した。

2024年度には、ダバオ市CHOは市内各地で12件のチクングニア熱を確認している。また、フィリピン保健省(以下DOH)の報告では、2024年1月から3月の全国感染者数は383人と、2023年の71人から大幅に増加している。 現在、チクングニア熱に対する特効薬やワクチンは存在しない。

チクングニア熱は、デング熱やジカウイルスと症状が似ているため、誤診されることがある。CHOは、重症化や死亡例はまれであり、基礎疾患がある場合にリスクが高まるという。田舎や山間部に行く際は服装や虫よけスプレーなど事前に対策をする必要がある。 

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