【News】ダバオ市南フィリピン医療センター、ハンセン病啓発活動を強化する予定

ダバオ市ワクチン接種

世界ハンセン病デーに合わせ、南フィリピン医療センター(以下SPMC)がハンセン病の認知向上に向けた取り組みを強化している。

SPMC皮膚科のシルビノ・レイ・ピノ医師によると、2024年にはダバオ市、ダバオデルスル、キダパワン、スリガオ・デル・スル、コタバトからの患者を含む35件の新規ハンセン病症例が報告された。最年少の患者は8歳、最高齢は68歳で、治療の効果により1~2人が完治しているという。

2023年には42件の症例が記録されており、この増加の背景には、パンデミック後の医療サービス再開がある。多くの患者が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の制限により治療を遅らせていた。 ピノ医師は、ハンセン病の感染が衛生状態とは関係なく、個々の免疫力によることを強調した。

「ハンセン病の感染は衛生状態とは無関係で、個人の免疫力が影響します。私たちの95%はハンセン病に対する免疫を持っていますが、残り5%の人は免疫がないため感染のリスクがあります」と説明した。

SPMC皮膚科のドナ・メイ・サレナ医師は、ハンセン病は治療可能であり、世界保健機関(以下WHO)が無償で提供する多剤併用療法を利用できることを強調した。 ピノ医師によると、MDTは6~12か月間服用するパックとして提供され、患者が確実に治療を完了できるようになっている。

また、ハンセン病は感染症だが、簡単には広がらないとサレナ医師は説明する。人口の95%以上が自然免疫を持っており、現在は患者の隔離は推奨されていない。治療開始から1か月が経過すれば、たとえ完治していなくても感染力はなくなる。 ハンセン病は遺伝性ではなく、感染には長期間の接触が必要とされる。サレナ医師は、皮膚に感覚のない白や黒の斑点、発汗しなくなる部分などの初期症状が見られた場合、すぐに医療機関を受診するよう呼びかけた。 

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