【News】ダバオ地域鉱山地球科学局、季節風の影響での地滑りに注意するよう警告

ダバオ地域鉱山地球科学局（以下MGB-ダバオ）は、地元でアミハンとして知られる北東モンスーンの到来に伴う地滑りの危険に対して、ダバオデオロ、ダバオオリエンタル、ダバオデルノルテ、ダバオデルスール、ダバオオクシデンタルで警告を発した。

2024年11月21日に発行された地域地質災害脅威勧告第1号において、MGB-ダバオは、今後2週間にわたる北東風の連続的な強まりと、ルソン島の大気圧の上昇および地表気温の低下が、アミハンシーズンの始まりの合図であると述べた。さらに、フィリピン大気地球物理天文局の予報によると、東風がダバオ地方に影響を与えており、所々に曇りから曇り空となり、にわか雨や雷雨が発生すると警告されている。

「このような状況下では、特にハザードマップで特定されているようにこれらの災害に極めて脆弱であるとされる地域や、先行する降雨量が多い地域では、洪水や雨による土砂崩れが発生する可能性がある」とMGBダバオは勧告書に記している。同事務所はまた、洪水や土砂崩れの危険性が非常に高い、または極めて高い地域については、大雨が続く前、降雨中、降雨後に注意深く監視すべきだと勧告した。

これらの地域では長期的な移転計画が推奨されているが、特に豪雨の際には事前の避難が強く勧められると勧告は強調した。さらに、MGB-ダバオは、地滑りや洪水が発生しやすい地域の住民に対し、過去に地割れが報告された丘陵や斜面の麓、古いまたは現在発生している地滑りの頂上付近、道路開発により斜面が改変され急勾配になっている地域など、予防措置を講じるよう呼びかけた。

川、小川、峡谷の河口付近、特に地滑りが発生しやすい山から流れてくる地域も、高いリスクにさらされている。同事務所は、特に過去に土石流や洪水の被害を受けた地域では、緊急事態への備えと対応手順の必要性を強調している。