ダバオ市バギオ地区において大型のオオコウモリを狩猟した5人が逮捕された。 ダバオ市環境天然資源局(以下DENR-Davao)が2024年5月7日、DENR-Davao、ダバオ市環境天然資源局(Cenro)、フィリピン国家警察海上グループの共同作戦により、オオコウモリを狩猟した5人が逮捕されたと報告した。
この事件の容疑者たちは、情報提供者からの密告により、フィリピンの法律で保護されている大型のオオコウモリを狩猟・所持しているところを捕まった。大型オオコウモリ(Pterus vampyrus)は、翼を広げると150cm~170cmほどの長さのある、かなり大きなコウモリである。花の蜜などを主な食料としており、受粉を助け森全体を保っている重要な動物だ。しかし、森林破壊や狩猟によって現在は絶滅危惧種に分類されている。
オオコウモリを狩猟した5人はバギオ地区警察署に拘留され、DENR-Davaoは、野生動物の狩猟・所有を禁止する共和国法第9147条(野生生物資源保護法)第27項違反の罪で告訴する予定である。 DENR-Davaoはフィリピンの自然遺産を保護していくために、野生生物を脅かす疑わしい活動を報告するよう地域社会に促している。 通報はDENR-DavaoのFacebookページ、最寄りのDENRのオフィス、またGLOBE使用者は09673548827、SMART使用者は09476116083までとのことだ。
大きいコウモリと聞くと少し怖いが、狐や犬のような顔で可愛らしい見た目をしている。今回は密告されたことによって犯人が逮捕されたが、知られていないだけで秘密裏にオオコウモリの狩猟が続いている場所もあるかも知れない。警戒を強めていかねばならない。
【News】意外と可愛いフルーツコウモリ、ダバオ観光の目玉になるかも?
【News】アポ山の生物多様性を守るため、アポ山野生生物救済・保全センター設立を推進
【News】ダバオの情報ポータルサイト「ダバオッチ」でサポーター募集開始!