【News】フィリピンの電気供給の未来を支える浮体式ハイブリッド蓄電池システムBessとは

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2024年3月、ダバオデオロ州マコ市において、浮体式ハイブリッド蓄電池システム(Battery Energy Storage System、以下Bess)の始動式が執り行われる。Bessとはどのようなシステムなのだろうか?

Bessは、フィリピンで初めて電池電力貯蔵と石油発電所という2つの技術を組み合わせた蓄電池システムだ。低需要時に余剰電力を貯蔵し、高需要時に放出することで、送電網の負担を軽減し、中断のない電力サービスを可能にする。高速かつ持続的なエネルギー供給を実現する点で、エネルギー市場において卓越している。

Bessの稼働は現在の電力供給率にそれほど大きな影響を与えないと予想されるが、もしも突然発電所が停止した際に、Bessは自動的に49MWの電力を供給することになっている 。2022年11月20日から商業的に利用できるようになったBessは、安定したエネルギー供給を提供することで、地域社会に貢献している。さらに、アボイティズ・パワー社は、将来的に12 BESSプロジェクトを開発し、合計248 MWの電力を調整および緊急時の予備電力とすることを目的している。

頻繁に停電がおきたり、深刻な電力危機に悩まされる地域があったりと、まだまだ安定しないフィリピンの電力事情。Bessのこれからの活躍に期待だ。

 

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