Grabタクシー約200台が、10月末までにダバオ市内に本格的に導入され、特にピーク時の通勤・通学客の足となることが期待される。Grabフィリピン代表のグレース・ベラ・クルーズ氏は、10月13日、デュシタニで開催されたイベントで、このフラッグシップ・モビリティ・サービスを正式に紹介した。
ダバオは、2012年のマニラ首都圏、2016年のセブ市に続き、Grabフィリピンが進出した3番目の主要都市である。現在市内で130~140台のGrabタクシーが運行していると推定される。しかし、目的地はダウンタウン、ダバオ北部のラサン、南部のトリルとカリナンに限られている。
ヴェラ・クルーズ氏によると、GrabCarは通勤客を目的地まで運ぶだけでなく、”track your ride “機能によって通勤客の安全を保証している。この機能により、通勤客は家族や親戚とタクシーの詳細を共有し、最新情報を得ることができる。また、移動中にドライバーと話したくないなど、乗客は乗り心地を選択することができる。
GrabCarの特筆すべき特徴のひとつは、“no fare shock”を推進していることである。市内で乗降のエリアを指定すると、アプリが自動的に固定レートで運賃を計算し、乗車予約前に運賃が表示される。もし運転手が追加料金を請求してきたら、Grab社に報告することが求められる。
Grabフィリピンは市内での事業拡大と地元事業者との提携を通じて、経済活動と全体的な接続性のギャップを埋めることを目指している。現在ダバオ市には約5,600台のタクシーがあるが、地元のタクシー運転手の収入を損なうことなく、Grabタクシーを受け入れられるか否かが、Grabタクシーの更なる拡大の鍵となる。
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