ダバオ市政府と国際協力機構(以下JICA)は9月12日、ダバオ市の包括的な下水管理に関するマスタープラン調査を承認し、周辺水域の汚染を軽減しながら、増加する人口に十分な水の供給を確保するための第一歩として、この調査への全面的な支援を確約した。
調印式にはセバスチャン・ドゥテルテ市長とJICAの坂本武馬首席代表が出席した。在ダバオ日本国総領事館石川義久総領事、JICAおよび日本大使館の代表団、市議会議員なども立ち会った。
廃水管理計画、優先プロジェクト(市内に集中型の下水道システム導入や住宅地での浄化槽管理)の実現可能性調査、能力開発からなる3年間のスケジュールが今年から開始されるのである。
持続可能な食糧生産、輸出、そして観光が水に依存しているために、廃水処理を受けたきれいな水は経済にとって欠かせない。さらに、今後は住民はもちろん、関係するバランガイを含め、水道局を含む多くの機関との協力も必要になる。下水管理によって人や環境を守ることにつながるのである。