【News】ダバオ市の児童虐待防止ホットライン、正当な通報は25%のみという問題に直面

子供たち

2016年に児童虐待防止のために設立、稼働を始めたキーン・ガブリエル・ホットラインだが、現在正当な理由でかかってくる電話が全体の25%に過ぎないという問題に直面している。

同ホットラインの児童問題クイックレスポンスチーム(以下QRTCC)のセンター長を務めるJackie Lou Roble氏によると、75%の電話はいたずら電話や本来の趣旨とは関係のないものであると考えられるという。

QRTCCホットラインは当初、子供が虐待されているという通報を受け、被害者を救出することでこれらの通報に対応するために開設された。ホットラインのキーン・ガブリエルという名前は、継父から虐待を受けて死亡した3歳のKean Gabriel Agustinちゃんにちなんで名付けられている。

これを立ち上げたのは、当時のダバオ市長で現在はフィリピンの副大統領を務めるサラ・ドゥテルテ氏で、このホットラインはこれ以上キーン・ガブリエルが増えないようにするための市政府の取り組みの一環だ。

しかし現在受信する電話の多くは、いたずら電話や、配達を保留しているバイクの運転手からのもの、あるいはローンを組んでいる人がホットラインの番号をでまかせに使ったためにかかってくるものだとRoble氏は語る。「私たちは、いたずら電話をしてきた人たちに、正規の電話だけを受信して適切に対処できるように、電話を切ってほしいと説明するだけだ」とのことだ。

正当な通報のうち、上位を占めるのは、心配した市民が通報する身体的虐待のケースだ。2016年は35件、17年は194件、18年は213件、19年は104件、20年は88件、21年は22件、22年は72件、23年の1月から3月までは計19件だという。通報のほとんどは、子どもが鋭利なもので武装した親に虐待されたり、追いかけられたりするのを個人的に目撃した市民からのものだ。身体的虐待以外には、ネグレクト、強姦、子どもの親権事件の順に通報が多い。

「当ホットラインは、このような通報に対応するため、地域内の警察官を伴ったチームを児童的に派遣する。検証後、私たちは子供を救出し、一時保護施設に入れる。そして2週間以内に、子供を他の適切な保護施設に移すための書類を処理する」とRoble氏は説明した。

キーン・ガブリエル・ホットラインは、ダバオ市内に限らず、カビテ州など他の自治体からの電話も受け付けている。Roble氏は、このホットラインに電話する際は、報告された児童虐待のケースに対応できるよう、正当な問題についてのみ連絡するよう市民に呼びかけている。このホットラインの電話番号は、0908-818-4444だ。

虐待を受けている子どもが自力で助かるよう行動するには、親というハードルはあまりにも高い。周囲の人間が気付き次第行動に移すのが現実的だろう。万が一のためにこのようなホットラインの存在は知っておくべきだし、同時に、行政が動きやすくなるよう、悪用防止の考えを広めることも重要だ。

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