昨年末から急激な値上げでフィリピン全土を震撼させた玉ねぎ。農業省(以下DA)は、5月22日、冷蔵倉庫の検査を行うため、今週中に赤玉ねぎと白玉ねぎの希望小売価格を設定すると発表した。取材に対し、DAのKristine Evangelista副長官は、これは消費者を保護するための戦略だと語った。「明日とはいかずとも、できれば水曜日までに発表したい。しかし、現在の監視は、市場だけでなく冷蔵倉庫でも既に行われている」とのことだ。「BPI(植物産業局)、DAの現場検査官、PNP(フィリピン国家警察、CIDG(犯罪捜査探知グループ)が、個人所有の冷蔵倉庫にも訪問し、玉ねぎの価格、そこに入った人、そして持ち出された玉ねぎの量を確認しなければならない」と同氏は付け加えた。玉ねぎ不足により、政府の監視も強まっているようだ。取材後、DAは白玉ねぎの希望小売価格を1キログラムあたり140ペソ、赤玉ねぎは150ペソに設定すると発表した。一時期の1キログラム600ペソという頃から比較すると、価格はかなり落ち着いたが、それでも年単位で考えると、2年前の約2倍と大幅な値上げである。自治体によっては新たな玉ねぎ農園を始めるところもあるようだが、収穫はまだ先だろう。フィリピン人の食卓事情も変わりつつあるかもしれない。
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